
【現地レポート】フジロック 2025 DAY3 を振り返る
フジロック2025もいよいよ最終日。
前回に引き続き、フジロック2025 3日目の様子を振り返っていく。
1日目の様子はこちら
2日目の様子はこちら
この日の注目は、やはりヘッドライナーの『VAMPIRE WEEKEND』であろう。
3度目のフジロックでどのようなステージを見せてくれるか、楽しみにしていた。
身支度を整えて
例年、キャンプサイトのテントを見ていると、エマージェンシーシートをかけている方をちらほら見かける。
果たして効果があるのか、検証の為私もやってみた。
多少効果があったのか、2日目よりは涼しく遅めの起床。
近隣ホテルのお風呂へ行き、身支度を整える。
ピラミッドガーデンに戻るとシシド・カフカ率いる『el tempo』が演奏をしていた。
ハンド・サインだけで進行する即興的でパーカッシブルな演奏。1日の期待が高まる。
ドラゴンドラで山頂まで
特に観たいアーティストもいなかったので、日本最長のゴンドラ『ドラゴンドラ』に乗り込む。
森や渓流などを眺めながら、隣の山の山頂まで。
山頂の山小屋で腹を満たしつつ、軽く昼寝をする。
会場を離れ自然を味わえるのも、フジロックの醍醐味ではなかろうか。


下山してアーティストを観る
佐野元春&THE COYOTE BAND(WHITE STAGE/16:20〜17:20)
佐野元春は名前さえ知っていたが、あまり通ってこなかったので、今回改めて聞き直した。
今までなぜ聞いてこなかったのか不思議に思うほど、かっこよさにハマった。
ライブでは70歳手前とは思えない、いまだに健在なロックを奏でていた。
まさにレジェンド、いまだに衰えていないロックがそこにあった。
ROYEL OTIS(WHITE STAGE/18:20〜19:20)
フェス飯やハンモックなどを楽しみつつ、夕刻へ。
ROYEL OTISはオーストラリアのインディーロックデュオ。
軽やかなシンセポップ・サウンドが楽しいステージだった。
パッション・ピット、フォスター・ザ・ピープルなどの00年代インディーロックを感じる。
フジロックとの相性もいいと思われるので、今後も注目したい。

百々和宏と69ers(苗場食堂/19:10〜19:50)
MO’SOME TONEBENDERのフロントマン百々和宏のソロ名義バンド。
ベースには有江嘉典(VOLA & THE ORIENTAL MACHINE、etx…)、ドラムにクハラカズユキ(The Birthday、etc…)を迎え、最強の布陣である。
サウンドはもちろん、とにかく骨太でゴリゴリのご機嫌ロックンロール。
出身の博多弁でのロックミュージックに、同郷として嬉しく楽しい。
THE HIVES(RED MARQUEE/20:10〜21:10)
ガレージロック・リバイバルの重要バンドTHE HIVES。
最高のライブバンドの異名通り、盛り上がるステージだった。
間違いなくライブバンドだ。
私はこの頃のガレージロックリバイバルが大好きなので、ロックンロールの復権を嬉しく思う。
VAMPIRE WEEKEND(GREEN STAGE/21:10〜22:40)
今年の3日目ヘッドライナーを務めるVAMPIRE WEEKEND。
00年〜10年代の最重要バンドではなかろうか。
最新アルバムはコンセプテュアルな内容だったが、そのアルバム中心のセットリストだった。
進化を続けるバンドの最新型を観ることができた。
1950’s Western Caravan Orchestra(GREEN STAGE/23:40〜24:20)
クロージングアクトはフジロックならではのプロジェクト。
ジャズ、ロカビリー、歌謡曲などで今年のフジロックをクローズに導く。
最後は『イマジン』で大団円のうちに終了。

まとめ
最終日はゆったりとフェス飯や会場を楽しめた。
3日間通して、個人的には例年よりゆったりできた印象である。
(夜のパレスオブワンダーで遊べなかったことだけが心残りだ。)
今年のフジロックは例年からラインナップの様子が少し変わったように思える。
もちろん、新しいアーティストをキュレーションするという根本は変わっていないのだが。
個人的には、来年はいくつかヘッドライナーにレジェンド級のアーティストが欲しいところ。
どんなラインナップになるのか、既に楽しみで仕方ない。




